Obscurity

構築中。

堕天使概論。

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この記事は ラブライブ! Advent Calendar 2017 の 24 日目の記事です。

 

先日はstar_TF氏の「スクフェスACのススメ」でした。

この記事を読んでいるとスクフェスACをやりにゲームセンターに突貫したい気持ちになりますね。私もちょくちょくですがスクフェスACをやっています。あのスクフェスAC周辺の空間は幸せ空間が展開されていますので、足を運んでみることをオススメします。

 

※記事は24日に間に合わなかったのですが、このままでいかせてください

12月24日、世間一般ではクリスマス・イヴということで良く知られていますね某大手検索エンジン「クリスマス・イヴ 何する?」と検索していただければ分かるように、世の一般男性・一般女性にとっては恋人と過ごす1年に1度の特別な日であったり、友人達と盛大にクリスマスパーティーをやって盛り上がったり、と大変おめでたい日らしいですね。ちなみに私は前日の忘年会で年どころか忘年会それ自体まで忘却するほどに飲み倒してしまい、現在二日酔いのフルコースを食らってダウンしつつ記事を書いています。こんばんは。

そんな中、私の記事に目を通して下さった皆さんに、お礼を申し上げます。黒澤ダイヤさんじゃなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。

しかし、本来的にはクリスマスとは、かのイエス・キリストの聖誕祭であり、クリスマス・イヴはその前夜祭にあたる日なはずです。今回はそんなキリスト教にも親和性の高い、とある女子高生もといとある堕天使のお話をしたいと思います。

 

 

内浦に降臨した堕天使、その名も...

 

ラブライブ! Advent Calendar への寄稿記事とはいえ、何の話をしているかピンときていない方は「こいつ、頭がいかれてるのか...?」と思うかもしれませんが、これは至って真面目な話であるということを先に記しておきます。

静岡県沼津市内浦にある私立浦の星女学院のスクールアイドルグループであるAqours。そのメンバーの1人である津島善子ちゃんのお話です。まず、津島善子ちゃんがどんな女の子であるのか大雑把に書いていきます。

誕生日:7月13日
血液型:O型
身長156cm
趣味:小悪魔ファッション
特技:ゲーム、魔法
好きな食べ物:チョコレート、苺
嫌いな食べ物:みかん
 
もっと事細かなプロフィールがあるのですが、今回は割愛させていただきます。誕生日は7月13日、生まれた年の7月13日が金曜日だったら運命を感じますが、おそらく違うという説が支配的です。ちなみにアニメの作中時間だと、図書室の返却期限日の欄に7月1日(月)と書かれているので、7月13日は土曜日です。良かった。
好きな食べ物は甘い傾向にあり*1、嫌いな食べ物は食べさせられすぎて嫌になったみかん *2です。逆に言うとそれ以外嫌いな食べ物が無いというのは立派だと思います。
 
 
そして津島善子ちゃんは、その名の通り、非常に「善い子」なのです。この事実は各媒体の各所にて度々確認することができます。「名は体を表す」を体現した存在です。親御さんからしたらたまらない成長具合なのではないでしょうか、まあでもこの子の場合は、後述しますが一概にそうは言えないかもしれません。これは関係ない話なのですが、私もありがたいことに深い意味が込められた良き名前を授かっているのですが、完全に名前負けしていて両親に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 

プロフィールの趣味・特技欄からお気づきだとは思いますが、何故そんな善良一女子高生と堕天使が関係するのかといいますと、津島善子ちゃんは自分のことを「ヨハネ」という名の堕天使と思い込んでおり、堕天使といての振る舞いを日常茶飯で行う女の子なのです。それ故めちゃくちゃいい名前であるところの「善子」にも野暮ったさを感じ、拒否する姿勢をとってしまっています。それは俗に言う「中二病」であると揶揄されがちですが、これにはしっかりとした理由があるのです。

 

彼女は、昔から人一倍不幸な女の子でした。それについては様々な媒体において詳細に記録されていますので、ちょこっとつまんで引用させていただきます。

 

遠足に行けば必ず雨が降るし、雪が降れば絶対に転ぶしらコンビニのくじ引きも1回もあたったことないしらインフルエンザにかかったのは期末試験の直前だし(ラブライブ!サンシャイン!!FIRST FAN BOOK 38頁)

 

道を歩けばドブにハマるし!(はじめましてのご挨拶 津島善子)

 

登校時には、制服の裏に張り付けておいたカイロがバスの中でボロボロに落ちて全滅するし――。ネットで話題のおもち料理を作ろうと思って、大事にとっておいたお正月のお供えもちはカビちゃうし。雪の日にデビューさせた、お年玉で買った新しい手袋は、その日のうちに片方無くなるし――。(あとで近所の子が作ったらしい雪だるまがつけてるのをチカちゃんが発見してくれたけど)みんなで行った初詣でひいたおみくじはもちろん大凶!(ラブライブ!サンシャイン!!SECOND FAN BOOK64頁)

 

運動会では嵐。夏休みには骨折。卒業アルバムは風邪で別撮り――。(ラブライブ!サンシャイン!!SECOND FAN BOOK119頁)

 

 

 どうでしょうか?この共感性が強くネタにしにくい絶妙な不幸の数々は。私も先日すすきので酔っ払って降ろしたての手袋を片方を無くしてしまったり、出先で予報には無かった雨が降ってきて、急いで雨具を購入して店を出た直後に雨が止んだりしたこともあったので、自分のことであるかのように感じてしまいます。先述しましたがこれは彼女の不幸の一部でしかありません。まだまだ各媒体で彼女の不幸体験が披露されていおますので、是非ご自身の目で確認してください。

 

 そんな不幸な彼女は、自らのあまりの不幸さに、「ここまで不幸なわたしはきっと特別な存在なのではないか」という気持ちを抱き始めます。そうして生まれたのが「堕天使ヨハネ」なのです。彼女は自らを「神に反目し、天から追放され、地に堕ちた堕天使」と特別視することで、 その身に起きる不幸をプラスの力に変えることができたのです。厳密にはプラスの力に変えているわけではないらしい*3ですが、自らを堕天使と思い込むことで、その身に起こる不幸がそのまま堕天使の証に転換できるのですから、プラス方面に転換はされているのかな、と。

 

その堕天使ヨハネという存在は、不幸の、悪く言ってしまえば「逃げ場」だけの存在では次第に無くなりました。というか最初からそれだけでは無くて、徐々に可視化されていったという方が正しいかもしれません。

 

前述した通り、善子ちゃんは非常に善い子です。そんな善子ちゃんは、場の空気が暗くなっていると真っ先にその空気を少しでも明るくしようと振る舞います。野暮かもしれませんが、その際有用なのが「堕天使ヨハネ」なのです。堕天使モードになれば、蟠りなく発言することができます。呆けた発言をしてもそれは堕天使なのだから、と流されることもあるでしょう。これは完全に妄想の域ですが、善子ちゃんは善い子故に、そういう重くらしい空気において軽率な発言をしにくい面があったのではないかと思うのです。しかし、それも堕天使ならば出来る。そういう処世術のような側面も堕天使にはあるような気がするのです。

 

加えて、堕天使は触れるまでもなく強烈な個性です。1期5話「ヨハネ堕天」でも、千歌ちゃんは初め、その強烈な個性に目をつけ善子ちゃんをスクールアイドルに勧誘しました。そして同話内でダイヤさんに指摘された一過性の個性ではなく、これは中学時代から醸成されてきた善子ちゃんの個性の一つです。突貫工事で組み立てられた個性ではなく、真なる個性は独特の輝きを放ち、観るものを魅了する力があると思うのです。その個性はAqoursの人気の一翼を担っていると感じます。

 

その堕天使ヨハネという存在は無個性な私にはあまりに魅力的に映りました。そしてことあるごとに「善子」呼びを「ヨハネ」と訂正する様にブレない信念を感じました。その様子は堕天使ヨハネは本当に実在していて、度々善子ちゃんの意識を乗っ取り発言しているかのごとく憑依的でした。

 

そんな最早Aqoursに、ひいてはラブライブ!サンシャイン!!に無くてはならない存在となった堕天使ヨハネ。しかし、その堕天使という存在は、作中*4でも本人の口から「堕天使なんているはずないって、それはもうなんとなく感じている」と言う発言が出た通り存在が危ういものとなっています。でも善子ちゃんはこうも言いました「でもさ、そういうの全く無いのかなって、運命とか見えない力とか。」と。そしてその話の帰結として、桜内梨子ちゃんの「見えない力はあると思う」という発言があります。かく言う私もあると思っています。

 

これは少しパーソナルな話になるのですが、私自身、中学時代は今思うと正気で書いたとは思えない「黒歴史ノート」を生成してしまったり完全に中二病に罹患していたので、善子ちゃんには親近感を否応にも持ってしまいます。今思うと、私の人生の中で一番下り坂だったのが中学時代だったので、逃避の意味もあったのかもしれません。善子ちゃんほどの信念も好きもないので一緒にするなって感じですが。なので堕天使の存在をバカに出来ないというか、信じたいという気持ちは分かりますし、私の中にもあるのです。

 

先述した憑依的な一面、善子ちゃんへの共感、それを踏まえて私は、堕天使ヨハネは存在していないのではない、存在しているが、善子ちゃんが気付いていないだけなのではないだろうかと考えるようになりました。他作品を引用するようで申し訳ないのですが、遊☆戯☆王*5という作品では引っ込み思案で気が弱い主人公の武藤遊戯に、千年パズルに眠る古代エジプト時代の王(ファラオ)・アテムの魂が乗り移り、そのアテムの人格によって様々な物語を紡いでいきます。そのアテムの魂こそラブライブ!サンシャイン!!でいう堕天使ヨハネなのです。多分。

そして、こういう台詞もあります。

 

だって、いつでもヨハネは真実の存在なんですもの.........

スクフェス メインストーリー2章3話)

 

この台詞を聞いて、ますます堕天使ヨハネの実在性を信じたくなってきたのです。実際に存在する何かしらの悪魔の魂が浦の星女学院の生徒、津島善子ちゃんに乗り移って行動しているんですよ、きっと。そう思いたくないですか?というかなんかそう考えた方が楽しくないですか?そんなことないですか?そうですか...。あ、悪魔自体の実在性の話はここでは考えないようにしましょう。

 

ということで私は、堕天使ヨハネの存在証明を試みました。

 

 

堕天使ヨハネの存在証明

 

大々と銘打っておいてなんなのですが、結論から申し上げます。堕天使ヨハネの完全なる存在証明は現時点の私の力では出来ませんでした。this is unstable world のリリースにより、多少“存在する”側に寄ったかもしれません。歯がゆい思いでいっぱいです。ということで、堕天使ヨハネがどういった悪魔なのか、というところだけお伝えしたいと思います。

 

 

ラブライブ!世界においては、簡単に言うと多次元の世界が展開されています。厳密には異次元の話ではなく、キリスト教における三位一体説を採用しているのか、津島善子ちゃんに複数の悪魔が同時に憑依*6しているのかは分かりませんが、今回は説明が簡単という理由で多次元ということにさせていただきます。

 

電撃G's magazineで展開されているAqours9人の日常ストーリー、いわゆるG's次元の「堕天使ヨハネ」は一言で言ってしまうと、小物です。悪くいっているようですが、後述するアニメ次元の「堕天使ヨハネ」と比較すると小物といわざるを得ません。実際、本人も「小悪魔」と称しています。では、どういう小悪魔なのかということを説明したいと思います。

 

それは「夢魔」です。別名「淫魔」「サキュバス」と呼ばれる類の下級悪魔かと思われます。その理由は、まあ...G's magazineを愛読されている方ならこれでもかというほど感じてると思いますが、まず、発言が淫靡なのです。これは他次元には見られない特徴です。あからさまに淫靡です。また一部抜粋にてお送りします。

 

あなたが、もうヨハネなしでは生きていけない、そんな身体になってしまったら――その時は、ヨハネが責任取ってあげる♡(ラブライブ!サンシャイン!!FIRST FAN BOOK39頁)

 

みんなが大好きなのは、いつだって、清らかで表情のない聖女よりも、かわいくてかっこよくて美しくて――でも胸がドキドキするどこかイケナイ感じだって。

胸が痛くなるほど甘くて切ない美味しい果実。

それは、アダムとイブのお話に出てくるあの禁断の知恵の木の実のように――絶対にかじっちゃいけないのに、絶対にかじりたくなるものなのよ♪

だから、そんなイケナイ魅力をたーっぷり知ってる悪魔のヨハネを、みんなもちょっぴりかじってみない?

(ラブライブ!サンシャイン!!FIRST FAN BOOK41頁)

 

でもね、いいのよ、大丈夫。みんな、この際、思う存分ドキドキムラムラして?だってヨハネは本物の悪魔だもの、悪魔はいつだって邪な心には寛大なんだから♡(ラブライブ!サンシャイン!!FIRST FAN BOOK 68頁)

 

 

こんな感じです。他にもこういった発言が見受けられますので、興味が出た方はご確認ください。「創世記」*7のエピソードを引用してくるのは自分をイブを唆した蛇であると言っているようなものな気もします。それだとこの悪魔は大物の可能性が出てきますが、小悪魔なのできっと違います。「『思う存分ドキドキムラムラして?』ってなんだ...?好き...」としっかり魅了されてしまった私ですが、それにも理由があります。この次元のヨハネはチャームの魔法を得意としているのです。

 

小悪魔ヨハネの必殺技。その必殺技は――ま、マホウよ!魔法!そりゃ悪魔だもん、魔法くらい使えるわ、もちろん!!!そしてその魔法は――毎晩、キミの夢の中に現れて、キミのハートを盗んじゃう魔法♪(電撃G’s magazine  増刊 ラブライブ!サンシャイン!! CODE:G 11頁)

 

ヨハネの得意技はチャームの魔法♪この笑顔を見たら永遠に――ヨハネの僕になっちゃうの~♡(ラブライブ!サンシャイン!!SECOND FAN BOOK 15頁)

 

 

これならば、うっかり魅了されてしまってもしょうがないよね、邪な想いを持ってもいいんですよ。はぁ...堕天使ヨハネちゃん...

ということで、Gs次元の善子ちゃんには個体名は分かりませんが、夢魔の一種が乗り移っていると考えるのが妥当でしょう。この次元には間違いなく、堕天使ヨハネが存在していると言えます。なぜならどの次元においても善子ちゃんは〇貞だからです。

 

余談ですが、偶然なのか、予見していたのかは分かりませんが、スクールアイドルは夢魔にとってうってつけのフィールドな気がします。憑依先の選択は正解であったと言えるでしょう。

 

  • 上級悪魔としての側面

 

堕天使ヨハネにはもう一つの顕著な側面があります。それはG's次元の下級悪魔(馬鹿にしているわけではなく事実として)の他になんかよくわからないけど明らかに強めの悪魔が乗り移ってるアニメ次元があります。

 

感じます。精霊結界の損壊により、魔力構造が変化していくのが。世界の趨勢が天界議決により、決して行くのが。かの約束の地に降臨した堕天使ヨハネの魔眼が、その全てを見通すのです!(1期5話「ヨハネ堕天」)

 

天界と魔界に蔓延る、遍く精霊。煉獄に落ちたる眷属たちに告げます。ルシファー、アスモデウスの洗礼者・堕天使ヨハネと共に、堕天の時が来たのです!(1期5話「ヨハネ堕天」)

 

最終呪詛プロジェクト、ルシファーを解放!魔力2000万のリトルデーモンを召喚!(1期8話「くやしくないの?」)

 

天つ雲居の彼方から堕天使たるこの私が魔都にて冥府より数多のリトルデーモンを召喚しましょう(1期7話「TOKYO」)

 

アリエルウリエルガブリエル の魂よ…この堕天使ヨハネに…(1期7話「TOKYO」)

 

 

前置きなく発言の一部を引用させていただきました。どうですか?なんかよくわからないけど強そうじゃないですか?間違いなく下級悪魔のそれではなくないですか?ルシファー・アスモデウスの洗礼者で、最終呪詛プロジェクト「ルシファー」を解放し、魔力2000万のリトルデーモンを召喚できて、アリエルウリエルガブリエルという上級天使の魂をその身に宿そうとする悪魔が下級なわけなくないですか?

 

この悪魔の特定が現段階では出来ていません。72柱の1柱レベルの悪魔なのか、それとも虚勢だけの下級悪魔なのか、G's次元の下級悪魔もこの悪魔も同一の存在で、下級を装っている可能性がある、等もし有力な情報をお持ちの方がいらっしゃれば、是非情報お寄せください。

 

 他にも海魔的な側面など様々な側面が存在しますが、この記事ではこの2つの突出した側面だけを紹介しました。

 

天に還ったヨハネ

 

 

本来ならば上記の話のあとに「よしまるって神話じゃない!?」とか「ようよしを信じてください」とか「よしまりって可能性だと思うんですよ」とかCP話をして締めようと思っていたのですが、この記事を寄稿する直前に2期12話「光の海」を見てしまったため、いてもたってもいられなくなって急遽原稿を大幅に書き換えることとなってしまいました。拙文ですがもう少々お付き合いいただければ幸いです。

 

「光の海」では、全員に問いを投げかけることにより、メンバー全員の考え、キャラの掘り下げが成された非常に素晴らしい回だったと思います。かく言う善子ちゃんも、しっかりとシーンが設けられていました。

 

冒頭で9人がそれぞれ合流していくシーンでは、1期5話「ヨハネ堕天」において「リトルデーモンになれっていうかもよ」という発言に苦笑しつつ「嫌だったら嫌って言う!」といった千歌ちゃんがリトルデーモン扱いをされているのに「ありがとう」と御礼を言うシーンだったり、神田明神で自分のことではなく「全てのリトルデーモンに喜びを..」とどこまでもリトルデーモンのことを考えてくれる姿勢であったり、善子ちゃんのエモーショナルポイントは本当に点々と配置されていたわけです。

 

中でも1期13話で善子ちゃんが1年生で御礼を言うシーンがありましたが、そのお返しと言わんばかりの花丸ちゃん・ルビィちゃんから「ありがとっ」「感謝すルビィ」と御礼を言われるシーンは陳腐な表現ではありますが涙無しには見られないものがありました。

 

上述した1期13話「サンシャイン!!」での1年生3人の一幕、2期7話「残された時間」で「そんなもん、感じなくてもいいのに...少なくとも私は感謝しか...」等、メンバーに日ごろから感謝の想いを表明してきた善子ちゃんがメンバーに感謝の意を表明されるというのはくるものがありますね。

 

そしてここからは本当に個人的すぎる論理を展開するのでこの辺りでブラウザバックしていただければ平和かと思います。去年の記事でも同じような展開をした気がします。Aqoursのメンバーは1年の中で多大なる成長を遂げたというのに私ときたら...大変申し訳ないです。

 

「光の海」では新曲「WATER BLUE NEW WORLD」が披露されました。常に過ぎ去っていく「今」という瞬間をその時々で楽しむ、その「今」の連続が「未来」へと繋がっていくという非常に前向きな歌詞となっています。というか、ちょっと1日では噛み砕ききれなかったので雑に表現してしまっていることをお許しください。

 

その「WATER BLUE NEW WORLD」の中でメンバーは、北欧っぽくもあり、何かの物語の登場人物らしさも感じるような神秘的な衣装を着て、同話の中で出た「雲の上を漂っているよう」という表現になぞらえてか、雲の上らしきところでライブを行っています。

 

わたし、ほんとうはてんしなの!いつかハネがはえて、天にかえるんだ!(1期5話「ヨハネ堕天」)

 

 

 

リトルデーモンの脳内では無限に反芻されてきたであろうあの台詞が頭を過ぎりました。天というのはきっと天界のことを指しているのでしょう。雲の上は単なる空でしかないのかもしれません。でも天界というのは概念のようなものなので、この雲の上のようなアキバドームも一種の天界と表現しても許されるのではと思ってしまいます。津島善子ちゃんにとっての天界と言いますか。完全に私がそう思いたいだけで、言ってて苦しさを感じてきましたが、あの場所も「天」と表現しても許されるのではないでしょうか?なのであの瞬間の善子ちゃんは紛れも無い天使であったと思ってしまっています。羽っぽい装飾もあることですし。堕天使っぽいですが。異論は無限にあると思うのでガンガンぶつけてきてください。

 

それと2項目くらい前で記した善子ちゃんに対する共感性の高さも善子ちゃんが天使に見える錯覚を後押しした気がします。これはラブライブ!サンシャイン!!のプロジェクトを、津島善子ちゃんを追う上で常々感じてきたことですが、特別な見えない力を信じ自分を特異な存在だと思い込む青臭さ、暗い部屋で生放送を行う等の堕天活動を行うインドア志向、夏といえば「夏コミ!」等のギーク的側面、それらの社会的弱者要素を兼ね備えた一女子高生でもここまで来られるのか、ここまで輝けるのか、と広義的に同種な私としては善子ちゃんに希望の星を見た感覚がありました。そんな女の子が、「動けば変わるんだと知ったよ」と歌う姿に、人間を導く存在として象徴的に描かれがちなあの「天使」を見た気がしたのです。

 

以上のことから、堕天使ヨハネは一時的かもしれませんが天に還れたのかななどと思いました。などと長々と書きましたが、要は「『WATER BLUE NEW WORLD』の善子ちゃん&ヨハネ、めっちゃ天使っぽく無かった!?」と言いたかったのです。

 

 

おわりに

未熟な私の拙文にここまでお付き合いいただいてありがとうございました。本当だったらCP話や、善子ちゃんの散りばめられたフェチ、小林愛香さんって信用ですよね、みたいな話を好き勝手書いて軽く締めようと思っていたのに、「光の海」を見てしまったことで込み上げてきた気持ちを文章にしようと変なコラムで締めることになりました。途中から「これ完全にパーソナルすぎる視点じゃない?」と想い始めましたが、また元に戻すのもアレですし、自分のブログ記事だしパーソナル極まっても許されるでしょうと割り切り寄稿に踏み切りました。去年も同じことを言ったのですが、あまりに共感を得られなさそうなコラムを書いてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです。もし、共感していただける方がいらっしゃいましたら固い握手を交わしたい気持ちです。それと、本文では挿入するタイミングを失してしまったので結びに無理やり挿入させていただくのですが、津島善子ちゃんは自己評価が高いんですよね、その部分は私と明らかに違い、私が羨望し、素直にカッコイイと思う部分でもあります。私自身まだまだ読み取れていない部分や、掬いきれてない善子ちゃんのエピソードなどあると思うので、もしよろしければ「私は善子ちゃんについてこう思う」といったようなお話を聴かせていただければ跳んで喜びます。それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

P.S.

1年経って、この記事にも色々と手を加えました(タイトルも変えました)

手を加えていて、改めて、この記事は“記事”とするにはあまりに筋が通っていないなと思いました。

後悔した際に目を通してくださった方から「話の展開が突飛すぎてわけがわからない」という指摘がすべてですね。本当に書きたいことを前後の文脈を無視して殴り書いただけですからね。これは“記事”ではなく“日記”です。申し訳ありませんでした。

 

 

*1:ラブライブ!サンシャイン!!SECOND FAN BOOK64頁 「思いっきりスイートで甘いのが好み」と発言している

*2:ラブライブ!サンシャイン!!SECOND FAN BOOK71頁 小さい頃はそうでもなかったらしい。

*3:ラブライブ!サンシャイン!!SECOND FAN BOOK15頁 「幸運に変えるのはなかなか不可能みたい」と発言している。

*4:2期5話「犬を拾う」予断ですがこの話を見てから、テウメッソスの狐狩り的な意味で梨子ちゃんを動物にした時のイメージが狐に固定されてしまいました

*5:高橋和希による日本の漫画および、それを原作としたメディアミックス作品。ちなみに私は決闘者です。

*6:遊☆戯☆王でも獏良 了の身体にマリクと盗賊王の人格が同時憑依していたこともありますし、遊☆戯☆王ARC-Vでは榊遊矢の身体に4つの人格が同時に存在しているのできっとそういうことも大丈夫なんでしょう

*7:古代ヘブライ語によって記された、ユダヤ教キリスト教聖典